最近意識しているのは
かつての上司に当たる方に言われた
「この仕事は交通整理だ」ということです。
人、もの、金、情報、それらに関わる全てを自分で解決するのではなく
然るべきところに預け、解決まで促し、情報を共有する。
当時は百貨店のカタログ制作に百貨店の販売促進部ディレクターとして関わっていて
他のプロが関わっていることを何でも自分でやろうとするな、と指摘されたのです。


立ち位置によって関わる職域は変わってきますし、
何でも自分でできることをやろうとするのは悪いことではないと思います。
ですが、それにより効率が少しでも落ちたり、無理が生じるなら
自分でやらなくて済むことは済ませ、甘えることはせずに
任せられる部分、頼れる部分はそうさせていただくようにしています。


好きでものづくりにたずさわっているので
自分でマウスを持ってMacに向かいたい気持ちがあったり
それが自分の仕事だと思い込む部分がややもすると出てきてしまいます。
それを意識して手を離すことで
自分としても次のステップへの第一歩とさせていただき、
周囲の方には新たな経験をしていただく機会にもなります。


敢えて自分を持ち上げて
「宰相は細事に親しまず」として
本来の自分がすべきこと、というものを改めて見つめ直し、
自分自身の価値を上げると共に、周囲の価値も上げる、
そういう人間でありたいと思います。


ディレクター S

今回のお題はいかがいたしましょうかと悩んでいたところ
今話題の先週配信されたアプリでお題をいただきましたので
ポケモンGOをどう見るか、という話で。

このゲーム自体触れるのはシリーズ通して初めてですが
当然存在は知っていました。
当時の環境で先の映画公開まで視野に入れたつくりは、
今のダウンロードからバージョンアップが容易な世代の方が
想像する以上に先進的でよく考えられているものだと思います。

また、元絵描きとして見ると、マンガの神様が日本で始めたと言ってもいい
スターシステムにのっとってメインキャラが様々なところで
採用され、活躍しているのを見るとうらやましくも思えます。

ニュースでは危険性等ネガティブな話も多いですが
少なくとも現在多くの人が触れて楽しみ、
街のいたるところで足を止める現象を起こしているのは事実です。

そのうち専門の方等がゲームを超えた魅力の理由等分析したりもするでしょうが
人を集めることも請け負う企業に属する身としては
分析を待つだけなのも、興味ないとスルーをするのもどうかと思います。
単にゲームとして興じるだけにするのももったいない
ヒントやネタが込められてそうなアプリではないでしょうか。


ディレクター S


本来は「三尺下がって師の影を踏まず」だそうです。
でも私はタイトルのように三歩下がって〜と覚えていました。
中途半端に類似の言葉に頭の中で置き換えられてしまうと
意味は通じてしまうのもあり、正しい記憶への置換が不安になります。

で、「師」ということですが、転職を何度も経験しているのですが
運良く、今まで自分の人生において「師」と勝手に思っている方に
何人かお会いすることができました。
先方は私のことはとるに足らない、
関わった人間の一人としか思っていないかもしれませんが
間違いなく、仕事観、職能、考え方等自分の人生において
その影響なくしては今の自分は存在しないと言い切れる方々です。

今考えると一笑に付されそうなことで、本来誰にとっても当然のことなのですが、
まだMacを覚えて調子に乗っていた頃の私が
Macを面白そうに触りながらも、その技術の習得には興味を示さない「師」に
本気で使ってみないんですか?楽しいですよ?と、本当に調子に乗って聞いたところ
笑いながら、データを確認できればそれ以上は仕事に必要ないから楽しむくらいで十分、
と答えてくれた方のことは未だに心に残っています。
それがなければ、そのことは言葉、知識としては知っていても、
もっと後になるまでMacでデータをこねくり回すことが
デザイン、ものづくりだと勘違いしつづけていたと思います。
その方だけではなく、そこで出会った方々は基本自分でPCに向かいませんでしたが
自分が「デザイナー」であると胸を張って名乗り、誰にもそれを疑わせない
仕事をされていた方々で、コンピューター上で要素を触ることが
デザインではないと本当に最初に教えてくださった方です。
ものと同時に、今の私もかたちづくってくださいました。

今も私はMacの前で、自称「ものづくり」をしていますが
そんな「師」に、こういうものをつくっています、
と言えるような結果を出しつづけつつ、
そんな後進の人間成形になんらかの影響を出せる人間でありたいと思った
所信表明っぽくまとめてみた18期最初の更新です。



ディレクター S

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