クリエイティブに携わったものであれば、一度は考えたことがあるお題である。
一般的には、ファッションなどの我々の生活を彩る「色・物・形」と答える方が多いだろう。
工業化時代のデザイン教育の世界に、バウハウスというマイルストーンを打ち立てた
Walter Gropius氏は「デザインとはあらゆる分野の共通公分母」と言った。
Walter Gropius氏は「デザインとはあらゆる分野の共通公分母」と言った。
インダストリアルデザインの世界の草分け的存在であるRaymond Loewy氏は
「デザインとは口紅から機関車まで」と言った。
福武書店(現ベネッセコーポレーション、ベネッセホールディンクス)創業者の
福武總一郎氏は「経済は文化の僕(しもべ)である」とも言った。
福武總一郎氏は「経済は文化の僕(しもべ)である」とも言った。
語源的には「de-sign」ーーー署名がないーーどこの誰が作ったのか分からないが誰もが知っているーーー
そのような造語を、はたまた状況を指す言葉である。
また、日本におけるCIの草分け的存在であるPAOS創業者の中西元男氏は
デザインを支える基本哲学に
「核デザインとは審美性、快適性、安全性、論理性、個性」
「拡デザインとは政策・方針、表現・表象、新事業・事業領域、理念・企業存立、
公共的・社会的価値、文化的・環境的価値」
公共的・社会的価値、文化的・環境的価値」
があると言っている。
つまりデザインとは、ただ「色・物・形」がデザインなのではなく「事」もあるのである。
塗り絵のごとく表面的な事だけを仕上げるのではなく、調査があり設計がありそこから始めて線を引き仕上がっていく。
自然現象以外の全てのモノは誰かが考え世に出てきたものである。
最近話題になったソフトバンクの感情認識パーソナルロボットPepperも然り。
感情認識することをプログラムしているのだ。誰かがデザインしているのだ。
そのモノが何故アウトプットされて来たのかを考えるだけでも、
その人の想いが必ずあり伝える先がある。
その人の想いが必ずあり伝える先がある。
クリエイティブには理由が必ずある。それを考えるだけでも楽しくなってくる。
クリエイティブを起こすにあたり、これからも常に人の想いを意識して創っていきたい。
戦後のイタリアン・デザインに対する世界的な評価を高めたデザイナーの一人である
Ettore Sottsass氏は「デザインとは恋人に花を贈るようなものだ」と言った。
Ettore Sottsass氏は「デザインとは恋人に花を贈るようなものだ」と言った。
大好きな言葉である。
企画・クリエイティブ プランナーIn
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